猫の二足歩行?

このGIF動画をリツイートしている方は柔軟な考え方で自分の走りを解明しようとされている方(この方のブログ→ランニング解明)です。

ランニング中の身体感覚を実感している最中にツイートしておくこと(細かい感覚まで言語化出来る)は非常に有効な手法ですね。私も見習って歩きながらiPod touchのアプリでメモをとってます。

この方の最近のツイートを見ていると私が現在感じている自分の身体感覚との共通点が沢山あって親近感を感じてしまいます。
私の最近の関心は「着地から最大荷重の間に上半身をどの様に使えば脚の疲労を防げるか?」なんです。

素早くバランスを取りつつ、負荷を脚に集めない動作をするためには、このネコの様に腕を振らずに体幹と頭部を上手く使うことが肝ではないかと…。

ネコが腰?から上を左右に振りながら歩いてますよね?ということは裏を返せば腰から上を固定してしまうと腰から下が振られるわけです。

リツイートでは
「胸骨重心で胴体を先に移動させて歩いてる」
と仰られています。

ネコは「胴体(腰から上)を先に移動(振る)」することで足元が振られないように歩いている様にも見えないでしょうか?

実際ネコの身体感覚はどうなんでしょうか?聞けるものなら聞いてみたいですね。

そんニャこと意識してニャイからわからんニャー♪とか言われそうですが…。

足裏の摩擦と腕振り

歩行時、肩を支点に腕を振ると足裏のアウターエッジに摩擦やが集中する。

肩も腕も振らなければ足裏のインナーエッジに摩擦が集中する。

肩ごと腕を振れば摩擦箇所の集中を防ぐ事は可能かもしれないが、肩周りの筋肉が緊張してしまうのは避けられない。

一歩一歩に合わせる能力

地(路)面はショッピングモールの平らで滑らかな床とは違う。

前の一歩と同じ脚使い、身体使いをしようとすれば疲労する。

着地をするまでは地(路)面がどうなっているかなんて判らない。

次の一歩は前の一歩とはちがうのだ。

風呂屋で水草になりバランス感覚を養う、リラックス効果と身体感覚向上で一石二鳥?

私はよく風呂屋に行きます。
私の行く風呂屋には数種類の浴槽があり、そのうちの一つに腰掛けて肩まで浸かれるものが有ります。
これを利用して反射的にバランスを取る感覚を養うのです。

ボタンを押すとジェット水流が発生し、背中や足裏を刺激することが出来るのですが、これは使いません。

やり方は、最初に腰掛けるのですが、深く座って背もたれに背中を付けるのでは無く、座面の手前側に非常に浅く腰掛けるのです。

そして、坐骨を座面よりも手前に落とし坐骨よりも後ろで腰掛けます。これにより無駄な緊張無く骨盤と腰椎を真っ直ぐに揃えて立てることができます。
腰掛け風呂
全身を脱力しながら風呂の湯と身体の比重の差による浮力に身体を委ねて行きます。 イメージは水の底から生えてユラユラ揺らぐ海藻や水草の様になるつもりです。 浮力を感じ、どんどん脱力を強めてリラックスして行きます。 上手く行くと踏ん張りも支えも必要の無い水草の様に体幹が真っ直ぐす立ちます。 ここで問題になるのが風呂の湯の揺らぎです。 誰かが近くを歩いたりすると水流や波が発生し折角気持ちよく水草になり切っていた身体を揺らして倒そうとします。 ここで体幹の脱力を解いて踏ん張ったり、手で支えたりしてはいけません、ここで頭を使うのです、頭を使うと言っても考えるのでは無く、頭部を動かすのです。 頭部を上手に傾けるとバランスを取り戻し水草のままでいることができます。 これがまた気持ちいい。 一人でニヤニヤしてしまいます。 この事から走歩行に活かせそうなどんな気付きが有ったか?
  1. 身体が浮かんだ(骨盤と背骨が連動し脱力を保っている)状態だとコントロールが容易→筋肉が重力からの影響を受けにくい姿勢を取ることの重要性。
  2. 頭部(約5kg)の傾きが姿勢に及ぼす影響の大きさ→その重さを上手に使えば小さい動作で迅速な姿勢制御が出来るし、裏返せば、顔を前に向けず下に向けながら走歩行してしまうと姿勢を大きく崩すことになる。
水中と空中では勝手の違うこともあるのですが、これらの姿勢制御が随分と自分の走歩行に活かせているような気がします

風呂屋やプールに行く機会があれば試してみてはどうでしょうか?

ワラーチ(ランニングサンダル)のヒモの締め具合、そして裸足と靴

今朝も歩いてきました。

朝晩は段々と裸足には厳しい季節となってきました。

足裏が冷たいのは別にいいのですが、裸足で歩くと足裏の感覚が鈍ってしまい接地感が段々となくなってしまいます。

今朝はワラーチを履くことにしました。

これなら足の指は冷たいですが、足裏は大丈夫です。


さて、ワラーチ(ランニングサンダル)も様々な種類があります。

私のワラーチは自作です。

6mmのソール(ホームセンターで購入した厚さ3mmの滑り止めゴムを2枚重ねにした)を使用しています。

フットベッドはありません。

ヒモは100円ショップで購入した靴ヒモです。

ワラーチ歴は半年に満たないと思うのですが、現在履いているモノ↓で5足目です。


ワラーチ(ランニングサンダル)を履く上で多くの人がヒモの結び方、締め具合で苦労されていると思います。

もちろん私もその一人です。

たった一本のヒモと、たった3つの穴だけを使用するという簡素さが生む美しさ…。

しかし、その簡素さゆえに履き方にはある程度の熟練を求められるという難しさ…。

ワラーチ(ランニングサンダル)を履いていて多くの人が苦労するのは走歩行中にヒモが緩んでしまうことではないでしょうか?

走り始め、歩き始めは調子いいのに、いつの間にか足裏との一体感が損なわれ、気になって走歩行に集中できない。

「どうせ緩むなら」と最初からヒモをキツ目に締めている人も多いのではないでしょうか…?

今回は緩まないヒモの結び方・通し方ではありません。

ワラーチ(ランニングサンダル)を履く際に、ヒモの締め具合によって足はどの様になってしまうのか?

動画を撮影してみましたのでまずは御覧下さい↓。

最初はキツく締めた状態



次に締め過ぎない状態


いかがでしょうか?

前足部の形状に違いがありますが、ヒモをキツく締めた方は爪先側が上がっています。

私達が普段履いているほとんどの靴(裸足感覚シューズと言われるものであっても)の内側でも足裏のラインはこのようにカーブを強いられていませんか?

対して、ヒモを締めすぎない方は爪先まで真っ直ぐです。

こちらの方が裸足に近いと言えます。

動画では足の指の関節を下に曲げたり戻したりも行っています。

動画では力み具合の違いがわかりづらいかもしれませんが、足の指を曲げるときに大きな力を必要とします。

ヒモをキツく締めるほど足の指が本来受け持つ役割を十分に担うことができなくなります。

ヒモをキツく締めた状態(靴を履いた状態)で長時間、長距離の走歩行を続ければどうなるか想像してみてください。

あの疲れ、あの違和感、あの痛みはなぜ発生するのか?

せっかく靴を脱ぎ捨て、ワラーチ(ランニングサンダル)を履いているのにヒモの締め具合一つで靴とあまり変わらなくなってしまってはワラーチ(ランニングサンダル)を履く意味が失われてしまうと思うのです。

意識は踝(くるぶし)荷重ではないのですか? 2

前回の記事 → 意識は踝(くるぶし)荷重ではないのですか? 1

足の骨
踝(くるぶし)荷重を意識すれば…

地面とのエネルギーの受け渡しは必ず踝(くるぶし)を通らなければならない。

であれば前足部や踵(かかと)ではなく、踝(くるぶし)に荷重の意識を置くのが合理的なのではないだろうか?

私自身、踝(くるぶし)で着地をする意識を持って走歩行の足使いを行うようになってから…。

  • 走行時、前足部に意識を置いていた時の着地よりも脚の筋肉を緊張させずに着地→最大荷重が可能となった
  • 歩行時、柔らかい着地を意識すればするほどゴツゴツと地面から突き上げられる様な踵(かかと)着地になってしまっていたのが、以前よりも柔らかい着地ができるようになった。
得られた身体感覚としては、

  • 私の場合は踝(くるぶし)着地を意識したことで足首の緊張が解けた様だ。
  • 着地から最大荷重までの足首の緊張が解けたことにより、爪先側と踵(かかと)側双方への荷重配分が自動的かつ滑らかに行われる様にになった感覚を得た。

フォアフットやミッドフットと言われる着地をするランニング熟練者や世界的な一流長距離ランナーの動画を見ると着地後の足裏の接地部位は踝(くるぶし)付近にまで足裏を後退し、最終的には踵(かかと)が接地するかしないかという点で踵(かかと)の下降が止まっている様に見える(彼らにとっては意識など不要のレベルなのかもしれないが…。)

上記のような動作が上手く出来ない人も爪先側ではなく、踝(くるぶし)に意識を置くことで比較的容易に出来るようになる人もいるかもしれない。

意識は踝(くるぶし)荷重ではないのですか? 1

踝(くるぶし)

踵(かかと)

↑紛らわしいというか、パッと見わかりづらいこの2つ。

歩いたり、走ったりしながら思いついたことの検証の参考とするためにネットで調べ物をする人も多いと思います。

いろんなキーワードで検索を行う。

検索していて、あれ?っと思った。

走歩行の世界では踝(くるぶし)荷重という表現を見かけない。

まあ、踝(くるぶし)は接地しないからなのかもしれないが…。

「踝 ランニング」で検索してもヒットするのはケガや痛みのことばかり。

「踝荷重」でヒットするのはスキーの記事が大半である。

何故だろう?

スキーは基本的に常に足裏が接地しているから踝(くるぶし)という表現が使いやすいのだろうと思う。

がしかし、走・歩行だって踵(かかと)で着地しようが、前足部で着地しようが地面反力は必ず踝(くるぶし)を通って伝わっていくのだ。

その瞬間、踏ん張るのか?踏ん張らないのか?

動きがリアルでキモイと話題になったロボット達の動画です。

現在はもっと進化しているのですが、古い動画の1シーンに注目してみました。

彼らは横から押されたり蹴られた時に「ビックリして固まる」ことはありません(ロボットなので当たり前だというツッコミは無しですよ)。

素早く平然と姿勢制御を行いつつ、歩き続けます。

彼らの制御についてはこちら↓の説明がわかりやすいと思います。

鹿野 司の「人生いろいろ、ロボットもいろいろ」-BigDogの秘密にせまる-

私達もこのような対処(制御)ができれば、疲れづらいと思うのですが…。

私達は普段の走歩行中どのように対処(制御)しているのでしょうか?

現実的には動画のように走歩行中に押されたり、蹴られたりすることは滅多にありませんから、「道路の起伏」「石ころを踏んだ」「段差の昇降」等の障害物を乗り越える様なものと、「人」「木」「柱」などを避けるようなものがあり、これらに対し大きさの大小はありますが、意識的、無意識的に対処(制御)を行っているはずです。

対処方法が悪ければ疲れが蓄積していきます。

その瞬間、あなたはどうしていますか…?


当該再生区間は0:16~0:20


当該再生区間は0:35~0:50

腕振り動作と体幹動作

全身運動として走歩行を捉えた時に「腕振り」と「他の部位の動作」との関係性はどの様にあるべきか?

人間は走歩行時に「無意識的に腕が振られる」あるいは「意識的に振る」という動作をしている。


歩いていたら様々な疑問が湧いてきた…。
1.腕振りのメリット・デメリットは?
2.腕を振らなければ体幹部の動作が洗練されるのではないか?
3.腕を振らずに走る動物はいないのか?←今回はコレ↓

腕を振らずに二足歩行する動物がいた。

この動画のダチョウは人間搭載、荷車牽引による負荷を受けているため、動作の幅が本来より大きくなっていて判り易い。

首の動作に注目(因みにダチョウの首の骨は16個)

CGダチョウの動作が何ともアレで笑えるのだが。
当該再生区間は1:20~2:15


次に負荷のかかっていないダチョウ↓(精神的負荷はあると思うが…。)。

プロフォットボールプレイヤーのスプリントとの比較もできる。

こちらは体幹部の動きも大きい、と思ったら、実は翼も使ってバランスをとっているではないか…。

当該再生区間は4:29~5:25


では翼の無いこちら↓
彼らの翼は一応あるらしいがほぼ退化している。
動画では頭を左右に振ってバランスを保っているように見えるが、実際の動きの質はどの様なものなのだろうか?

着地衝撃エネルギーは何処へ?

着地衝撃という見えざる怪物。

様々な故障の原因となるエネルギー。

そのエネルギーは身体という迷宮内で牙を剥く。

膝、腰、足首、踵…。

悲鳴を上げる身体…。

迷宮地図は遠い昔に失われている。

いや、そもそも地図など無かったのかもしれない。

我々は想像力を働かせ、全身を使ってそれに対処するしかないのだ。


着地衝撃という敵。

推進エネルギーという味方。

向きが変わるだけで敵にも味方にも成り得る。

殺してはイケナイ、逃してもイケナイ、牢屋に閉じ込めたままでもイケナイ。

全てを味方に就けるのだ。

迷宮の謎を解き明かし、全てを推進エネルギーへと導くのだ。

淀みなく、限りなく淀みなく…。

緩んでいるということ

彼らの足先に注目!

ダルンダルンですね。

振り出された馬の前足とかどうなっちゃってるんでしょうかってくらいプランプランに緩んでます。

そして馬もチーターも上下動が非常に少ないですよね。

チーターの頭部なんてほとんどブレてないです。

走歩行中の体幹と末端部の関係はどのようにあるべきか?その時の身体感覚は?

自身の身体感覚 動作の質

今朝は裸足で歩いてきました。

少しづつ裸足には辛い季節に変わりつつありますが、いつまで耐えられるか?耐えられなくなったら何を履こうか?と思案しつつ…。


昨日より今日、今日より明日と、より合理的な歩行を身に付けるために日々思考錯誤していますが、私と同様の目的を持つ多くの人がネットや本で様々な情報に接し、その情報に依存して歩いたり走ったりし始めたと思います。

また、スポーツクラブ等のコーチや医療機関等の医師や専門家からの指導を受けていらっしゃる方もあるかもしれません。

そうした得た情報同士が相反する内容であることは少なくありません。

どれを信じればいいのか?何が正しいのか?

その答えはググっても出てきませんし、コーチや医師や専門家に聞いても偏りがあったり、内容のボヤケた答えしか返ってこないかもしれません。

答えは自らの身体の中にしか無いのかもしれません。

明日も歩いてみます。