今回は「地面」の部分に着目したいと思う。
自分の場合、拇指と拇指球の地面への密着度が低く、着地から離地までの重心は足裏の外側を通り抜けていく。
前回の記事で触れた、
“足の親指(拇指)と拇指球の間の部分をペタッっと着く……”
このような感覚は、横アーチの発達している人ならば、さほど趾を意識する必要なく出来るかもしれない。
横アーチの少ない・無い・逆アーチ、開帳足、外反母趾、内反小趾、足裏外側重心などの人は趾を意識しないと出来ないかもしれない。
母趾の外反を起こし易い状態で様々な路面を歩いた時に何が起こっているか?
平坦で硬い(アスファルト、コンクリート、タイル、インターロッキング、土(硬表面)など)地面の場合、母趾の外反が顕著に現れる。母趾の外反を妨げる引っ掛かり(必要な摩擦)がないからだ。こういった路面では小石などを踏んだ時の緊張も加わりやすい。自分の場合は反射的に母趾側を浮かせて外側重心になってしまうことが多い。対して起伏があり軟らかい(芝生、土(軟表面)、落ち葉が積もったトレイルなど)地面の場合、趾が地面の凹凸に引っかかるため、母趾を真っ直ぐ保ち易い。こう言った路面では反射的な緊張も少ないので足裏もリラックスした状態を長時間保つことが出来る。
路面の性質を利用する
裸足になることに加え、路面ごとの性質を上手く使い分ければ、より効率的に本来の身体機能の回復、未知の身体感覚の獲得ができるのではないだろうか。
公園などを利用すれば、舗装路、芝生、土などの路面が並走している所もある。性質の違う路面を交互に歩くなどすれば、身体感覚の変化や違いが即座に確認できる。
※前回・今回の記事は舗装路を裸足ウォークしている時の気付きが発端となっている。靴を履いていては気付かないだろうし、ランニング時のスピードや精神状態でも気づけなかったと思う。
そしてまた新たな気付きが生まれつつある……。
0 件のコメント:
コメントを投稿
あなたの気付きはどんなですか?